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猫専門のペット食育入門講座

キャットショップさくら

猫の手作りごはん

ペット

2014年11月 8日 (土)

これって猫ちゃんに食べさせたらダメなの? シリーズ2

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猫ちゃんに「生の魚・イカやタコ・スルメ」を食べさせたらダメなの

でしょうか?

環境省が出しているガイドラインに、犬・猫の健康を守るために

「生の魚・イカやタコ・スルメなど」は消化が悪いので、下痢や嘔吐

の原因になったり、のどに詰まらせてしまうこともある。

とありますが、本当にそうなのでしょうか?

 

「生の魚・イカやタコ・スルメ」は、消化が悪いとありますが、消化が

悪いというのは、消化されない部分や成分が多く含まれていると

いうことで、一般的に食物繊維が多く含まれている食べ物のことを

いいます。しかし、「生の魚・イカやタコ・スルメ」に食物繊維は全く

含まれていません。

そこで、消化率を調べたところ、

イカ    93.5%

スルメ  90%

の消化率で、消化が悪いといえる数字ではありません。

では、消化率の悪いものは食べてはいけないのでしょうか?

 

食物繊維は消化が悪いということですが、大腸の働きを促し排便

の促進効果など、さまざまな効果があります。

それに、パンダの主食は竹ですが、消化率は20%ほどしかない

そうです。消化率の高いものしか食べられないということですと、

パンダは竹を食べられないということになりますよね。

 

次に、下痢や嘔吐の原因になるとありますが、

「生の魚・イカやタコ・スルメ」を食べて下痢になることはあるかも

しれませんが、これらを食べたからではなく、今までと質の違う

食べ物を食べると、下痢や軟便になることがあるということです。

腸内環境の細菌は食べ物によって変わり、下痢や軟便になると

いうのは、腸内の環境を変えようとするはたらきで、食べ物の

良い・悪いではありません。

したがって、ずっと同じ銘柄の市販フードを食べていた犬や猫が、

フードの銘柄を変えると下痢や軟便になることがあるということで、

「生の魚・イカやタコ・スルメ」を食べたからではありません。

 

また、嘔吐の原因ですが、「生の魚・イカやタコ・スルメ」を食べて

嘔吐するというのは、これらの食べ物に付着した細菌や病原体など

のウイルスで食中毒を起こすということは考えられますが、それ以外

には、食べ過ぎや他に何らかの疾患があって嘔吐するということは

あると思います。

 

最後に、のどに詰まらせてしまうとありますが、これは食事の大きさ

の問題だと思います。スルメなど噛むことで小さくなりにくい食材は、

飲み込みやすい大きさにカットして与えれば問題はないと思います。

 

よって、私は犬・猫が「生の魚・イカやタコ・スルメ」をたまに食べても

大丈夫だと思います。

 

お魚ですが、サバやイワシ・サンマ・アジ・ブリ・マグロ・カツオなどの

赤身魚の体表やエラには、ヒスチジンをヒスタミンに変える数種の

細菌(ヒスタミン生産菌)が付着しています。魚が生きている間は、

これらの菌は繁殖しませんが、魚が死んだ後はこれらの細菌が

繁殖し、魚肉中のヒスチジンを分解してヒスタミンを作り出します。

ヒスタミンを高濃度に含む食品を食べると、ヒスタミン食中毒を発症

する可能性があります。

 

特に夏の暑いときや気温が高いときは、お魚を買ったら氷を入れて

寄り道せずにさっさとお家に帰って、冷蔵庫に入れましょう。

 

次回は、「これって猫ちゃんに食べさせたらダメなの? シリーズ3」

のお話です。

 

キャットショップさくら   を  よろしくお願いいたします。

2014年10月16日 (木)

猫ちゃんに手作りごはんは、栄養バランスが心配?

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私たち人間が、栄養バランスのことなど、細かく計算して作った

ものを食べていなくても大丈夫なのに、猫ちゃんの手作りごはん

を作るというと、急に栄養バランスが心配になるのは、なぜ?

 

「自分には栄養学の知識がないから、手作りごはんは無理。」

という方がいらっしゃいますが、栄養学の知識がなくても人間は

生きていけるのに、猫ちゃんはダメなのでしょうか?

 

人間にも猫にも、動物の身体には優れた調整機能があります。

だから私たちは、たまにファーストフードで食事をすませたり、

おやつを食べたり、朝食はパンとコーヒーだけでも大丈夫だと

思います。

では、なぜ「猫ちゃんに手作りごはん」というと、不安になるの

でしょうか?

 

その理由の一つに、猫ちゃんが食べてもいい食材、ダメな食材

がわからないというのがあると思います。

ではここで、猫ちゃんには食べさせない方がいいと言われている

食材をお伝えします。

 

・ネギ類(玉ねぎも含む)

ネギ類に含まれる有害成分のアリルプロピルジスルフィドという

成分が赤血球を壊すため、貧血を起こす危険性があるといわれて

います。

 

・チョコレート

有害成分のテオブロミンが神経を興奮させるといわれています。

 

・生卵の白身

有害成分のアビジンがビオチンというビタミンの一種の吸収を

邪魔するといわれています。

加熱すれば問題なしで、黄身と一緒に食べれば問題なしです。

 

・甲殻類(エビやカニなど)

有害成分のチアミナーゼがチアミン(ビタミンB1)の働きを邪魔

するといわれています。

加熱すれば問題なしです。

 

・じゃがいもの芽

有害成分のソラニンが吐き気や元気消失を起こす恐れがあると

いわれています。

 

甲殻類も卵の白身も加熱すれば大丈夫だということと、

チョコレートや生卵の白身、じゃがいもの芽などは、常識では

あまり食べさせないと思います。

ネギ類だけ注意していただければ大丈夫です。

このネギ類に関しても、猫ちゃんがネギ類を食べて症状が出た

という報告はないそうです。

ワンちゃんの場合は、体重○○キロの子がネギ類○○g食べる

と症状が出たという実験報告があるそうです。

つまり、手作りごはんを作るうえで、ネギ類以外は加熱すれば

たいてい大丈夫だということです。

 

理由の2つ目は、肉や野菜・穀物などをどの程度のバランスで

作ったらいいのか?ということだと思いますが、

猫ちゃんは完全肉食動物ですので、食事量の全体の6割~8割

を肉(魚・鶏・牛・豚・卵など)で構成しないと体が作れません。

つまり、タンパク質を多く必要とします。

ちなみに、ワンちゃんは雑食性ですので、肉・野菜・穀物をバランス

よく摂れば大丈夫です。

 

つまり、

ワンちゃんがキャットフードを食べると → 太る

猫ちゃんがドッグフードを食べると → 体がつくれない

ということになります。

 

栄養バランスを計算した食事を摂ったからといって、その食事が

どれだけ体内に吸収したのかわかりませんし、証明する方法も

ありません。

極端に偏った食事をせず、いろいろなものを食べさせてあげれば、

栄養バランスは崩れないと思いますので、ぜひ手作りごはんに

挑戦してほしいと思います。

ペットフードだけではなく、猫ちゃんの食事の選択肢が増えるのは

すごく良いことだと思います。それにペットフードの原料も同じ食材

だということです。

 

次回は、「これって猫ちゃんに食べさせたらダメなの?シリーズ2」

のお話です。

 

キャットショップさくら   を  よろしくお願いいたします。

2014年10月 8日 (水)

ミネラルのセレニウム(セレン)って必要?

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人も猫も体の細胞が正常に機能するには、ミネラルが必要です。

ミネラルは、動物に不可欠な六大栄養素の一つです。

六大栄養素とは、糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、

食物繊維です。中でも糖質、タンパク質、脂質の3種類は

摂取量も多く、三大栄養素と呼ばれています。

 

ミネラルには、主要ミネラル、微量ミネラルの二つに分けられます。

主要ミネラルは、カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、硫黄、

塩素、マグネシウムで、骨、筋肉、心臓、脳の機能はこれらの

ミネラルに依存します。

微量ミネラルは、クロム、銅、フッ化物、ヨウ素、鉄、マンガン、

モリブデン、セレン、亜鉛で、クロムを除いて、体内の代謝作用に

必要な酸素やホルモンに取り込まれます。クロムは血糖値を

正常に保つのに役立ちます。

また、多いと毒性があります。

 

セレンとは?

セレンは原子番号34、元素記号Se、カルゴゲン元素の一つで、

セレニウムとも呼ばれています。

1817年、スウェーデンの化学者によって発見され、ギリシャ神話の

月の女神セレネから命名されました。

古くから毒性の強い元素として知られていましたが、比較的最近、

人にとって必須の微量元素であることが認識されるようになりました。

 

セレンは、生体内では、酸素やタンパク質の一部を構成し、抗酸化

反応において重要な役割を担っていますが、毒性が強く、必要量と

中毒量の差がとても小さいため、サプリメントなどの摂取には注意が

必要です。

藻類、魚介類、肉類、卵黄に豊富に含まれており、通常の食生活で

不足が問題になることは、日本ではほとんどありません。

 

セレン不足は、土壌中のセレン濃度が極端に低い地域において、

摂取不足が起こるようです。

セレン欠乏症の一つに、低セレン地域である中国東北部に見られる

克山病(心筋症の一種)があります。

 

セレン過剰摂取について、アメリカでは、2008年に政府機関が、

ある特定のダイエタリーサプリメントにセレンやクロムが高濃度に

含まれていて、健康被害が報告されていると注意喚起しました。

この製品の利用者に、脱毛、筋肉のけいれん、下痢、関節痛などの

症状が出たそうです。

現在の日本ではアメリカのような事例の報告はないようですが、

セレンは毒性が強く、必要量と中毒量の差がとても小さいため、

サプリメントなどの安易な摂取には注意が必要とされています。

 

というようなことで、セレンは人にも猫にも必要ですが、

このようなことを気にしなくても大丈夫だということです。

私たちは、普段の食生活で、ミネラルのセレンの摂取量や、

ビタミンの摂取量など考えなくても、今まで生きてきました。

普段食べている食事一つ一つについて、栄養素のことなど

詳しく考えなくても大丈夫だということです。

 

私たち人間が、栄養バランスのことなど、細かく計算して作った

ものを食べていなくても大丈夫なのに、猫ちゃんの手作りごはん

を作るときに、急に栄養バランスが心配になるのは、なぜ?

 

次回は、「猫ちゃんに手作りごはんは、栄養バランスが心配?」

のお話です。

 

キャットショップさくら   を  よろしくお願いいたします。

2014年10月 4日 (土)

これって猫ちゃんに食べさせたらダメなの? シリーズ1

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猫ちゃんに「香辛料」を食べさせたらダメなのでしょうか?

環境省が出しているガイドラインに、犬・猫の健康を守るために

香辛料は避けたい食材・注意が必要な食材にリストアップされて

います。そこには「犬・猫は、香辛料に対する耐性が低いので

肝臓障害の症状を引き起こします。」と書かれています。

「香辛料を食べる」という表現は少しおかしいですね。

正しくは、「香辛料が入ったものを食べる」ですね。

では、本当にそうなのでしょうか?

 

インドに住んでいる猫ちゃんたちは、飼い主さんの残り物の香辛料

が入っているカレーを食べているという話もあります。

 

また、私のところにいるチンチラの「ひかるちゃん」は、カレーうどん

を食べます。他にも食べる猫ちゃんたちがいます。

 

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上の写真の子が、「ひかるちゃん」です。

「ひかるちゃん」は、麺類が大好きで、私たち家族がカレーうどんを

食べていると催促します。

もちろん、普段は手作り食と市販の総合栄養食のフードを食べて

いますが、欲しいといって来たときには少し食べさせてあげます。

香辛料が入っているものを食べたからといって、下痢をしたことも

他に何か症状が出たことは一度もありません。

たまにカレーライスも食べますし、胡椒が入った鶏なども食べさせる

ことがあります。

 

香辛料が入ったものといっても、猫ちゃんが食べる量と入っている

香辛料の量の問題だと思います。

人間でもお腹がすいたからといって、香辛料だけを食べることはあり

ませんよね。

そして、たくさん香辛料が入っている食べ物は、猫ちゃんが警戒して

食べないと思います。

 

よって私は、香辛料は積極的に食べさせる食材ではないですが、

猫ちゃんが少しぐらい香辛料を食べても大丈夫だと思います。

 

環境省のガイドラインの「耐性が低いので」とありますが、「耐性」

という言葉を調べてみると、

抵抗性ともいう。生物が病気、害虫、薬剤、高温・低温、乾燥のような

不利な条件などに対して対抗しうる性質。 

とありました。

この意味ですと、犬や猫は香辛料に耐えられる力が低いという意味

で、食べるとまずいことになる。

つまり、「肝臓障害の症状を引き起こします」ということですよね。

香辛料が入っているものを食べて肝臓障害になるのでしょうか?

 

肝臓障害(肝臓病)の原因ですが、肝臓は体内にあるさまざまな

物質の合成や分解を行っているため、

体内に毒物や処理しにくいものがあるとダメージを受けやすくなる。

その他、感染症や腫瘍なども原因になります。

また、肝臓は他の病気の影響を受けやすいので、他の病気が原因

になる場合があります。

 

ちなみに、

肝臓病はかなり進行しないと症状がみられないので、「沈黙の臓器」

ともいわれています。

肝臓は再生能力が非常に高いので、障害の原因を取り除くことで、

自分で再生・回復するそうです。

 

よって、香辛料が入ったものをたまに少しぐらい食べたからといって、

肝臓障害になるということは考えられないと思います。

 

次回は、「ミネラルのセレニウム(セレン)って必要?」のお話です。

 

キャットショップさくら   を  よろしくお願いいたします。

2014年10月 1日 (水)

毛玉対策について

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猫ちゃんは、自分のからだを舐めて毛づくろいをします。

猫ちゃんの舌には、のどの奥に向かって小さな突起がびっしりと

生えていて、ブラシのような構造になっています。

この舌で抜け毛やごみを絡めとり、飲み込んでしまいます。

飲み込んだ毛は、肛門から便として排泄するか、口から吐き出す

かのどちらかで排出されます。

 

毛玉対策として一番有効な手段は?

それは、日々のブラッシングなどで、飲み込む毛を少しでも減らして

あげることです。

当たり前ですよね。

しかし、毎日ブラッシングをしていても、毛づくろいで毛を飲み込んで

しまうのは防ぎようがありません。

では、毛玉対策としてどのようにすればいいのでしょうか?

 

毛玉対策には、

・市販の毛玉対策用フードを食べさせる。(ヘアボールコントロール)

・市販の毛玉対策サプリメントを与える。

・市販の猫草を食べさせる。

・手作りごはんを食べさせる。

つまり、「食物繊維」を摂って、便と一緒に排出されるのを促すということ

です。

食物繊維は、体内の消化酵素では消化されず、そのまま大腸に送られ

ますので、飲み込んだ毛も絡めて一緒に排泄されるということです。

ただ、猫草については、便で排泄させる効果より、胃腸を刺激して毛を

吐き出せるよう促す効果が大きいという説もあります。

 

私のところでは、「手作りごはん」で「食物繊維」を摂ることで、毛玉対策

をしております。

猫ちゃんたちに、普段よく食べさせている食材で、どのくらいの食物繊維

が含まれているか調べてみました。

それぞれ、100g中の含有量です。

おから   11.5g

納豆      6.7g

ごぼう    5.7g

オクラ       5g

ブロッコリー 4.4g

しめじ     3.7g

かぼちゃ   3.5g

ホウレン草   2.5g

さつまいも   2.3g

小麦粉    2.5g

他には、寒天やところてんなども食物繊維が含まれています。

また、肉類(鶏・豚・牛など)や魚介類(甲殻類のカニやエビも含む)・卵

にはいっさい食物繊維は含まれておりません。

 

毎日、たいして考えることもなく、いろいろ食べさせてあげよう!!とか、

冷蔵庫の在庫を掃除しよう!!というような感じで、手作りごはんを

作っていますが、意外と食物繊維の多い「おから」・「オクラ」や「納豆」も

よく使っている食材です。

手作りごはんのおかげで、吐いて毛玉を吐き出す猫ちゃんは少なく、

ほとんどの猫ちゃんが便で毛を排出してくれています。

やはり、猫ちゃんが口から「オエッ~!!」って吐き出すのは苦しそうな

ので、できるだけ便で排出してほしいですね。

私のところは、手作りごはんとフード(総合栄養食のドライとウェット)を

使っておりますが、毛玉対策用のフードは使っておりません。

 

猫ちゃんの毛玉対策の選択肢はいろいろありますが、大前提として、

日々のブラッシングが一番大事だと思います。

 

短毛種の猫ちゃんは、軍手をはめてシャンプーをするときの要領で、

猫ちゃんを全体的に少し強く撫でて、そのあと軽くブラシを通して

あげるだけで、ずいぶんと抜け毛が取れ、表面の汚れも取れます

ので、オススメです。

かなり毛が散乱しますので、場所を決めてからおこなってください。

 

長毛種の猫ちゃんは、毎日のブラッシングはもちろん必要ですが、

毛が縺れた場合は、バリカンですぐに縺れた個所を切るのが一番。

縺れた毛を放置すると、毛玉は毛玉を呼び、雪だるま方式に大きく

なってしまいます。

 

次回は、「これって猫ちゃんに食べさせたらダメなの? シリーズ1」

のお話です。

 

キャットショップさくら   を  よろしくお願いいたします。

2014年9月27日 (土)

尿路結石について

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尿路結石症とは、腎臓から尿管・膀胱・尿道までの尿路のどこかで、尿に

溶けていたミネラルが溶けきれず結石が生じる疾患です。

ストラバイト結晶と呼ばれるものが多く、他にもシュウ酸カルシウム結晶

などの種類があります。

症状としては、頻繁にトイレに行く、赤い色の尿が出る、排尿時に痛がる、

オシッコが出ないなどです。

 

最近、私が特に感じることは、尿路結石症の疾患を患っている猫ちゃん

が非常に多いということです。

なかでも、ドライフードを主食にしている猫ちゃんに多いように思います。

 

そして、ペット食育士の講座で教えていただいた、こんなことまで!!

ある飼い主さんが、猫ちゃんに尿路結石症を疑わせる症状があり動物

病院へ連れて行って診ていただいたところ、ストラバイト結晶があると言

われて療法食を処方されました。そして、その療法食を食べ続けて、スト

ラバイト結晶はなくなりましたが、今度はシュウ酸カルシウム結晶が出て

しまいました。

シュウ酸カルシウム結晶は水に溶けないため、大きくなると結石が尿路

に詰まって尿路閉塞になります。

結果的には、物理的に結石を取り除くことになりました。

つまり、開腹手術をして結石を取り除かなければならないことに。

尿路閉塞になりますと、約72時間で死に至るそうです。

 

このようなことが、私のまわりでも経験されている方がいらっしゃいます。

なんて理不尽な!! 猫ちゃんがかわいそう!!

だいたい、ストラバイト結晶は水に溶けるので、水分を多く摂ることで結晶

は小さくなります。

ストラバイト結晶の化学式は、 Mg(NH4)PO4・6H2O

リン酸アンモニウムマグネシウムで、化学式からもわかるとおり、水に

溶けるのです。

そして、シュウ酸カルシウム結晶の化学式は、 CaC2O4

水に難溶性であり、塩酸および硝酸には溶解します。

 

水で溶けるストラバイト結晶は、水分を多く摂ることで解消できたのに、

療法食を食べたばかりに、水に溶けないシュウ酸カルシウム結晶ができ、

お腹を切って手術により取り除かなければならなくなったのです。

 

結石の種類は、尿がアルカリ性に傾くことでストラバイト結晶、酸性に

傾くことでシュウ酸カルシウム結晶が出やすいといわれています。

そもそも、尿路結石症の原因は何なのでしょうか?

 

尿路結石症の主な原因は、尿路の炎症が原因だといわれています。

その他、水分摂取不足や排尿を我慢すること、尿のpHの変化なども

原因の一つとして関わっているようです。

つまり、尿路に炎症が起きているということは、その炎症の原因を排除

しなければ治らないということです。

尿路に異物(菌など)があまりに多いのか、継続して侵入しているのか、

ということで炎症が起きていると考えられますので、この原因を見つけ

なければ根本的な解決にはなりません。

しかし、病院での検査で何が原因しているのかわかる例は少ないよう

です。

尿路結石症の猫ちゃんがいる飼い主さんには、きっちり原因を探って

くださる獣医さんを探してほしいと思います。

 

尿路結石症や膀胱炎の予防には、水分摂取が大切です。

本来、猫ちゃんは水を多く飲む動物ではありませんので、確実に水分を

摂取するには、食事で摂るのが一番です。

手作りごはんや市販の総合栄養食のウェットフード、またドライフードの

場合はお湯で20分ほどふやかして食べさせるのがオススメです。

 

私のところには、30匹以上の猫ちゃんたちがいますが、幸いなことに

膀胱炎や尿路結石症になったことは一度もありません。

これも手作りごはんやウェットフードを食べさせているおかげだと思っ

ております。

もちろん食事面だけではなく、清掃や消毒、健康管理にも気を使って

います。

 

ちなみに、尿路結石症ですが、

人間で尿路結石症になる方の70%以上がシュウ酸カルシウム結晶、

猫や犬で尿路結石症になる子の70%以上がストラバイト結晶だそう

です。

 

次回は、「毛玉対策について」のお話です。

 

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2014年9月22日 (月)

「ホウレン草」は猫ちゃんが食べたらダメ?

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ホウレン草は猫ちゃんが食べたらダメなのでしょうか?

ホウレン草には、シュウ酸が多く含まれているため、シュウ酸カルシウム

結石症の原因になるといわれているみたいです。

本当にそうなのでしょうか?

 

確かにホウレン草には多くのシュウ酸が含まれています。

シュウ酸を摂ると、水に溶けやすい性質から腸内で吸収され、血液中に

溶けて最終的に尿を作っている腎臓にたどり着き、尿中のカルシウムと

結合して、シュウ酸カルシウム結石になるということのようです。

しかし、腸内で吸収される前に、口や胃の中でカルシウムと出会ってい

れば、シュウ酸カルシウムは水に溶けにくい性質から、腸内で吸収され

ず便として排出されるということになります。


つまり、ホウレン草と一緒にカルシウムを摂れば、シュウ酸カルシウム

結石になる可能性が低くなるということで、私たちは昔から、ホウレン草

は茹でて灰汁(シュウ酸が多く含まれている)をできるだけ取り除き、

削り節とゴマ・しょうゆをかけて食べていました。

驚くことに、削り節には多くのカルシウムが含まれていて、ゴマ・しょいゆ

にもカルシウムが含まれております。

 

昔の人はえらい!!

なんの根拠もなく、シュウ酸とカルシウムを一緒に摂って、結石のリスク

を回避していたんですね。

ビックリです!

 

私が調べた結果、食べ物でシュウ酸カルシウム結石になるということが、

今現在は解明されていないということです。

大塚製薬の大塚グループのQ&Aに、ビタミンCを摂りすぎると、尿中の

シュウ酸が増え結石になるといわれた頃がありましたが、人での免疫学

調査においても、一例としてビタミンCを1,500㎎以上摂取している男性で

は、25㎎以下しか摂取していない男性に比べて、シュウ酸による膀胱結

石が少なかったという結果があります。

 

また、金沢大学の「市販緑葉野菜の硝酸およびシュウ酸含有量」の研究

紀要に、ホウレン草のシュウ酸を効率よく除去するためには、茹で水を

増やし、茹で時間は5分以内とすることが望ましいとありました。

 

よって、ホウレン草を毎日多量摂取をせず、茹で水を増やして茹でて

灰汁抜きをすれば、たまに食べさせても全く問題はないと思います。

ホウレン草は、β‐カロテンや各種のビタミンが効率よく摂れるため、

感染症の予防にも有効な食材です。

 

次回は、「尿路結石について」 のお話です。

 

キャットショップさくら  を よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

2014年9月20日 (土)

猫ちゃんは手作りごはんを食べると下痢になる?

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確かに猫ちゃんが、今まで食べていたフードから手作りごはんに変えると

下痢をしたり便がゆるくなったりすることがあります。


それは手作りごはんに変えたからというより、食べ物の質が変わり腸内環境

を改善するための正常なはたらきです。

手作りごはんではなく他の種類のフードに変えても下痢をしたり便がゆる

くなったりすることがあります。

下痢や軟便になることはダメなことなのでしょうか?



腸内環境の細菌は食べ物によって変わります。下痢になったり便がゆるく

なることは腸内の環境を変えようとするはらきです。食べ物の良い悪いでは

ありません。


また、ひどい下痢が続く場合については食べ物はほとんど関係ありません。

ウイルス性疾患など病原体の感染が疑われますので、動物病院に連れて行っ

てあげてくださいね。


下痢の時は脱水が心配ですので、水分を切らさないよう注意してください。

少しの間、絶食をしたりごはんの量を減らしたりしてお腹を休めてあげる

ことも大事です。


ちなみに便秘の時は運動すると良いみたいですよ。


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